パティ・ラベル

ゴールド・ディスク・クウィーン、エンジン全開!

<パティ・ラベル>

 

ゴスペル、R&B、ファンク、ロック、ディスコ・・・あらゆるコンテンポラリー分野の黒人音楽界で長期にわたり活躍している女性ボーカリストといえば、このパティ・ラベルではないでしょうか?私と同じ40代以上の方は、ご存知かと・・・。何?ゴスペル音楽ファンなのに、パティ・ラベルを知らない?それは、大変です!・・・・というわけで、今月はパティ・ラベルを取り上げます。

パティ・ラベルは、1960年代にグループを結成。ブルーノート・レコードと契約をした際に、パティ・ラベルという芸名をつけられたのだそうです。グループ名は「パティ・ラベル&ブルーベルズ」。女性4人で「ドゥー・ワップ・スタイルの楽曲をレコーディング。アポロ・シアターでもパフォーマンスを披露していました。66年の「Over the Rainbow」がゴールド・ディスクとなりその後、アトランティック・レコードと契約。現在も続くトリオ・メンバー「Labelle」が結成されます。メンバーは、パティ、サラ・ダッシュ、ノナ・ヘンドレックスの3人。70年代に入り、イギリスへ移住。1971年にワーナー・ブロス・レコードと契約し、アルバム「LaBelle」を制作します。このアルバムには、ゴスペル・ファンク・ディスコ・ソウル・ロック音楽が入っており、この頃から「幅広いボーカリスト」として、天才ぶりを発揮します。

TV時代に入った頃から、彼女の楽曲に政治的な歌詞があることに批判がでるようになり、その手の楽曲は、ことごとくカットされるようになっていきます。が、そんなことはお構いなしに、74年には黒人のコンテンポラリー・アーティストとして初めてメトロ・ポリタン・オペラに登場するなど、目覚しい活躍を続けます。アルバム「ナイト・バード」の「Lady Marmalade」(1975年)は、大ヒット。その後は、グループとしてだけでなく、1977年ソロとしての活動も始めます。エディ・マーフィーが出演し大ヒットとなったハリウッド映画「ビバリー・ヒルズ・コップ」のサントラ盤にもにも登場。80年代に入り、アルバム「I’m in Love Again」に収録された「If Only You Knew」は、当時アメリカR&B界でナンバー1ヒットとなりました。また、86年には、マイケル・マクドナルドとのデュエット「On My Own」が大ヒット。日本でもヒットしましたから記憶にある方も多いのではないでしょうか?91年には「Burning」がグラミー賞を獲得。(写真左:Lady Marmalade)

次々とゴールド・ディスクを発表する中、糖尿病であることを発表し、アメリカ糖尿病協会の広報活動も始めます。また糖尿病患者の為の料理本も2冊出版。出版といえば彼女の書いた自伝「Don’t Block the Blessing」が、ニューヨークタイムズのベスト・セラーに輝いた事もありました。(写真右:グラミーを獲得したBurning)

この大スターが、歌を歌い始めたのは14歳の頃。通常、5-6歳から教会音楽の影響を受け始める黒人アーティストから比べると、とても遅い気がします。パティは、幼少の頃、大変な恥ずかしがり屋で、人前で歌を歌うなど考えられなかったのだそうです。あまりに引っ込み思案なパティに学校の先生が「あなたは、とてもよい声をしているわ。歌を歌ったらきっと上手よ」と、歌を勧めたのがきっかけだったとか。才能を見出してくれた先生、凄いですよね~!先生の一言がなければ、もしかしたらパティは、歌の世界に入っていなかったかもしれないのですから・・・。

2001年には、待望のゴスペル・アルバムをリリース。これが、ビルボードのゴスペル部門で1位を獲得。また2006年には、スーパーボウル・ゴスペル・セレブレーションに出演。11月に初来日を果たしたヨランダ・アダムスと、このステージで共演しています。(ヨランダとは、ペンギンが主役のアニメ映画「ハッピーフィート」でも一緒でしたね。)最近のニュースでは「ドリーム・ガールズ」で一躍スターとなったジェニファー・ハドソンの事件(日本でも報道されましたか?大変お気の毒な事件でした)後、シカゴで行われたお葬式に参列し、歌を披露したとか。もちろん、これはプライベートなパフォーマンスですから、公開されていません。スーパースターの参列で、ジェニファーとご家族の心が少しでも癒されたことを望みます。

そして、ここ最近、12月に入ってから、アメリカのメディアによく登場するようになりました。なぜなら、3人トリオでツアーを開始したからなんです。まずは、彼女達のスタート地点であったアポロシアターで公演が行われましたが、もちろん完売!私も、情報を得たのが一足遅く、チケットを手に入れることができませんでした。TVで何度かリハーサル風景が放映されましたが、3人とも60歳を過ぎても相変わらずカッコいい!ソウルフルなスタイルは、全く変わりません。年齢を重ねた分だけ、更にパワーアップしたようにも見えました。現在、発表されているツアー会場は、下記の通り。NYに2月26日に戻ってくるようですから、行ってみたい方は是非、GOSPEL NOWまでメール(contact@gospelnow.org) ください。今度こそ、完売する前にゲットしますので、一緒に行きましょう!

Chicago Theatre Chicago, IL Saturday 1/10/200 8:00 PM

Trump Marina Atlantic City, NJ Saturday 1/17/2009 8:00 PM

Fox Theatre – MI Detroit, MI Sunday 1/18/2009 7:30 PM

Nokia Theatre Live – LA Los Angeles, CA Thursday 1/29/2009 8:00 PM

Paramount Theatre – CA Oakland, CA Friday 1/30/2009 8:00 PM

DAR Constitution Hall Washington, DC Friday 2/13/2009 8:00 PM

Atlanta Civic Center Atlanta, GA Saturday 2/14/2009 8:00 PM

Fillmore Miami Beach at Jackie Gleason Theater (Miami Beach, FL) Sun, 2/15/2009 08:00 PM

Beacon TheatreNew York, NY Thu, 02/26/09 08:00 PM

コンサートには行きたくても、行けないよ~という日本の皆様には、CDでお楽しみいただきましょう。・・・といっても、彼女のアルバムはほとんどがもうアメリカでも再販されていません。信じられませんが、事実です・・・。でも諦めないで!現在、販売されているもので、お薦めのものだけをショップへ入れてみました。ゴスペル・アルバム、お得な2枚組みCD、ベスト盤、そして現在ツアーで発売されているLabelleの最新版「Back To Now」が掲載されています。では、最後にゴスペル・アルバムに収録された「Walk Around Heaven」の映像、お楽しみください。映像は、こちら。(写真右:現在話題のLabelleの最新版「Back To Now」)ショップへ