セレブレーション@ベッセル・ゴスペル・アセンブリ―

 

Bethel2月18日(水)~22日(日)、私が日本語ミニストリーを始めたベッセル・ゴスペル・アセンブリ―教会では、ブラウン牧師の就任15周年記念の特別礼拝が行われました。今日は、その時の模様をレポートします!

ブラウン牧師は、2000年にベッセルの主幹牧師となりました。ベッセルは、1917年に設立され、1200名の教会員と40名以上のアシスタントを抱える大変大きな教会です。NY市長や議員の方々なども多く訪問されています。

ブラウン牧師は、1987年にフルタイムとして牧師の仕事をし始めた当初から、教会の改革を目指しており、注目されていました。現在では、アメリカ国内だけでなく海外でも人気のあるゲストスピーカーとなり、毎週日曜日の午前7時からラジオWLIB1190「Becoming God’s Answer」に出演し、メッセージを伝えています。

1N1C5996また、6か所に教会を設立し、アメリカ国内だけでなく、南米や南アフリカなどでも宣教活動を行っています。特に南アフリカでは、2006年に教会、学校、ユースセンターを設立し、学業や就労技術習得の場を提供しています。近年では、ジャマイカに学校を作ることを計画し、資金集めを行っています。著書には「Till Death Do We S.H.O.P.」があります。(写真右:ブラウン牧師とご家族、撮影:ダレン・ヒックス)

ブラウン牧師は、保守的な黒人教会を変えていこうと、さまざまな計画をされていて、私が依頼された日本語ミニストリーの立ち上げも、その中の一つなんです。変わりゆくハーレムの様子をしっかりと見据えた、素晴らしい計画だと私は思っておりますので、お役に立てることをとても光栄に思っています。

このブラウン牧師の就任15周年を祝おうと、素晴らしいゲストの方々が教会を訪問し、計4回による特別礼拝が行われ、スピーチやコンサートが行われました。

IMG_0737ゲストスピーカーとして初日に訪れたのは。ジャクリーン・マッカロー博士。マッカロ―先生は、インターナショナル・ギャザリング教会の主幹牧師であり、作家であり、ソングライターであり、Beth Raphaクリスチャン大学の設立者でもあり、そしてアメリカのクリスチャンで最も有名な黒人女性の御一人でもあります。私もお名前はとても良く存じ上げており、お会いしたい方の御一人でしたので、ゲストとして訪問されると聞き、喜んで礼拝に参加させていただきました。(写真左:ジャクリーン・マッカロー博士、撮影:ダレン・ヒックス)

ジャマイカ生まれ、NY育ち。医者になりたかったとのことで、看護師の仕事に携わっていたとのこと。1997年からジャマイカにて無料の医療活動を続けており、毎年25万ドルの費用を集め、3万人以上の方々を救っておられます。著書も4冊あり、作家としても成功されています。ゴスペル曲のソングライターとしても有名で、2010年に「Then New Sound」というCDをリリースされています。

今でこそ女性牧師はおられますが、マッカロ―先生はアメリカでは黒人女性牧師のパイオニアとして尊敬されている方なんです。年間120講演以上をこなしておられるそうで、ジョークを交えながら大変エネルギッシュなスピーチをしてくださいました。

IMG_0408マッカロ―先生と同じ礼拝に訪問してくださったのは、ゴスペル・アーティストのアンソニー・ブラウン氏。ソングライター&ボーカリスト。2013年11部門でステラ賞ノミネート、昨年はベスト・コンテンポラリー男性ボーカリスト賞&ベスト・デュオ賞を受賞。新曲「Testimony」は、ゴスペルラジオで最も聞かれている曲トップ10に入っています。(写真右:アンソニー・ブラウン、撮影:ダレン・ヒックス)

若い人たちを中心に良く聞かれているブラウン氏のライブに、参列した若い子たちは大喜び!もちろん、音楽も素晴らしいのですが、私はアメリカのゴスペル・アーティスト達が、しっかりと音楽で伝えるメッセージを持っていることに、いつも感動します。彼らのメッセージは薄っぺらいものではなく、熱意にあふれています。音楽を通してのメッセージは、人の感情をダイレクトに動かしますね!

1N1C5879日曜礼拝でスピーチしてくださったのは、アダム・ダルソ牧師。ダルソさんは、ニューヨーク市のクィーンズ区のChrist Tabernacle 教会の主幹牧師で、1996年から若い人たちに教会を解放しようと、小・中・高・大学生に教会を毎週金曜日に解放し話題になった方です。教会を若い人たちが集える場所とにしようと、さまざまなプログラムを作り、カルチャーセンターのように学生たちを受け入れました。(写真左:アダム・ダルソ、撮影:ダレン・ヒックス)保守的な教会が多い中、この活動はメディアに大きく取り上げられ、CBSやABCなどのメインTVネットワークやNYタイムズなどのメジャー紙でも報道されました。良い子どもたちや良い若者が学んだり、評価されていくような地域社会を作っていかなくてはならないと述べ、ステージから降りて参列者一人一人に訴えかけるようにお話されていました。

そしてセレブレーション最後の礼拝に来てくださったアーティストが2名おられます。お一人は、アンドレア・マクラーキンさん。ゴスペル音楽界のトップスターの一人であり、牧師でもあるドニー・マクラーキン氏の妹さんです。ドニーさんのバックボーカルとして長年歌っておられるので、ご存じの方も多いはず。彼女がいよいよソロ・アーティストとしてデビューを果たしました。教会に来てくださった当日は日曜日。ドニーさんの教会礼拝で歌った後、私たちの教会に来てくださったので、さぞかし疲れているだろう・・・と思っていたのですが、終始笑顔で素晴らしい歌声を聞かせてくださいました。

IMG_0206「ソロデビューしたけど、私にとってCDが何枚売れるとか、どれだけお金になるとか、そんなことはあまり関係ないんです。とにかく、こうしてゴスペルを歌い、神を賛美できることが、嬉しくて嬉しくてたまらないのです!」(写真右:アンドレア・マクラーキン、撮影:ダレン・ヒックス)

目をキラキラさせながら、話していた姿を見て、ちょっと私は涙ぐんでしましました。やはり彼女は立派なゴスペル・アーティストですよ!教会のロビーでサイン会を行っていたアンドレアに声をかけると「祈っていてね・・・」と言葉が返ってきました。私はその時、「ソロデビューした私のことを祈っていてね」と言ったのだと思っていましたが、その約2週間後にお姉さんのチェリの訃報。あれは、お姉さんのために祈ってね・・・ということだったのかもしれません。リリースされたCDに入っている「God Can」の録音を聞くと、昔のホイットニー・ヒューストンの声を思い出すのは私だけでしょうか?

お二人目は、ヴァショウン・ミッチェルさん。2010年ごろから名前が全米で聞かれるようになり、2011年にはグラミー賞にノミネートされるアーティストとなり、今ではアメリカのトップゴスペルアーティストの仲間入りを果たしています。近年、モータウン・レコードと契約し、昨年のセントラルパークでのコンサートでもステージは拝見しています。しかし、やはり野外ステージと教会でのパフォーマンスは、全然違いました。なんかこう、ヴァショウンの人となりが溢れていたというか、魂に響いたというか・・・・。

unnamed (1)教会で一番みんなが喜んだのが、ヴァショウンの大ヒット曲のひとつ「Chasing After You」。早速、私もCDを購入してしまいました!やはり、ご本人からのサイン入りCDは嬉しいですね!(笑)

(写真左:ヴァショウン・ミッチェル、撮影:ダレン・ヒックス)

ブラウン牧師のことを私が大好きなのは、やはりこうして音楽を大切にしてくださること。私はずっと教会にはクオリティの高い音楽家が必要だと思ってきました。そして、プロのゴスペル・アーティストの必要性を日本の教会にも機会があるたびに、お話しています。人々が週に1回、教会で素晴らしい音楽を聞くことができたら・・・。素晴らしい音楽は、ダイレクトに人の心を動かします。教会に来た人が、音楽によって癒され、魂が洗濯され、また活力が得られるように・・・・・。クオリティの高い音楽を、もっともっと作りたいなあ~と刺激を受けた一週間でした!

これから、イースターの時期がやってきます。また、NYの各地で色々なゴスペルコンサートが開かれることでしょう。楽しみな季節がやってきます!

photo (2)2013年3月10日 文:打木希瑶子