スーパー・ボウル・ゴスペル・セレブレーション

Flyer-sアメリカで毎年50%近くのテレビ視聴率を誇る、国民的ビッグイベントをご存知ですか?それは、スーパー・ボウルと呼ばれるアメリカン・フットボールの決勝戦です。日本人である私には、このアメリカン・フットボールのルールが良くわからず、以前は、さほど興味がなかったのですが、10年も住んでいるとさすがに、このお祭り騒ぎの波に乗れるようになりました(笑)。いつの間にか、アメフトのシーズンになると、毎週テレビの前に釘付け!ゲームのスケジュールに合わせて、仕事のスケジュールを組むほどの、はまりようです!

 Press-s今年は、試合が2月2日にニューヨーク(正式にはお隣のニュージャージー州ですが)で行われました。準決勝が終わってからスーパーボウルまでの1週間は「スーパー・ボウル週間」と呼ばれ、全米各地で関連イベントが盛りだくさん。テレビのCMもスーパーボウルに便乗し、アメフト選手やゲームに絡んだCMを流します。開催地であるニューヨークでも、もちろん、スーパー・ボウルをさらに盛り上げようと、各地でイベントや買い物セールなどが行われました。(写真左:レッドカーペットに集まる取材陣)

Japanese press-sこの時期、ゴスペルファンの私にとって、楽しみな関連イベントの一つが、今日レポートする「スーパー・ボウル・ゴスペル・セレブレーション」!1月31日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されました。私は唯一のアジア系プレスとしてレッド・カーペットでの取材許可をいただくことができました。取材できるスペースは、A4サイズぐらい。立ち位置は、張り紙されたスペースから出ないようにとの指示がありましたが、体の大きなアメリカ人は、そのスペースに納まるわけがない(笑)。体を斜めにしながら、取材記者がひしめき合っていました。(写真右:各プレスの位置を決めるネームプレート)

このゴスペルセレブレーションは、開催15年目。1999年のマイアミでのスーパーボウル週間から始まりました。そして、2002年にはNFL(プロのアメリカン・フットボール・リーグ)認定の唯一のコンサートとなりました。毎年、スーパーボウルが開催される町で、スーパーボウル週間の週末に行われます。アメフト選手たちで結成されたゴスペル・クワイヤーやゴスペル界の有名アーティストが集まって、毎年素晴らしいコンサートが開かれています。Children's hospital-s

また、収益の一部は寄付されており、今年はセント・ユダ・チルドレンズ・リサーチ病院へ寄付されることが決まっていました。(写真左:病院への寄付についてインタビューを受ける子供)

今年は、司会にテレビ番組のホストでおなじみのウェンディ・ウィリアムスとエイジェイ・キャロウェイ。ゲストは、パティ・ラベル、ドニー・マクラーキン、メアリー・メアリー、タメラ・マン、ターシャ・コブス、ナタリー・グラントなど、豪華メンバー!NFL選手たちで結成されたNFL選手クワイヤーの皆さんを盛り上げます。

Natalie Grant-s最初にレッドカーペットに登場してくださったのは、ナタリー・グラントさん(写真右)。彼女は、アメリカを代表するクリスチャン・ソング・ライター&ボーカリスト。メディアの前では終始笑顔で、とてもキュートな印象の方でした。彼女は、素晴らしい楽曲をたくさん書いていますが、歌もとても上手い!何度もベスト・ボーカリスト賞を受賞しています。「こんな素晴らしいコンサートにゲストとして来ることができ、とても嬉しい」とインタビューでコメント。目がとても綺麗で印象的でした。

Jason Avant-s続いてNFLから、ジェイソン・アヴァント(フィラデルフィア・イーグルス。写真左)さんなどNFL選手クワイヤーのメンバーや応援選手が登場。試合では、皆さん強そうでワイルドな印象なのですが、実際お会いしてみると、とても優しい好青年という印象。「選手として毎日、体を鍛えるのは当然。でも、選手にとって大事なことは肉体的なことだけではなく、精神的なものだと思う。神様がいつも見ている。だからこそ、選手である前に、恥ずかしくない人間でなくてはならない。それが本当の意味でのプロだと思う」登場する選手がみんな、強い信仰と精神力を持っていることが伝わってくる、そんなコメントばかりでした。

Wendy Williams-s3番目に登場したのは、司会のウェンディ・ウィリアムズさん(写真右)。開演前の忙しい時間にもかかわらず、メディアの前に登場してくださいました。ウェンディさんは、長寿番組である「ウェンディ・ウィリアムズ・ショー」の司会者として有名。この番組は、有名人とのトークショーなのですが、時々、彼女の暴言が話題になったりしてアメリカ・メディアを騒がせます(笑)。とても華やかな印象でした。「このイベントで司会をさせてもらえるなんて、本当に光栄です!」とメディアのインタビューに嬉しそうに応えていました。

Tasha-s4番目の登場は、ターシャ・コブスさん(写真左)。彼女も特別ゲストとして急遽参加が決まっていたようです。今年、グラミー賞を初受賞し、脚光を浴びたターシャさん。ちょうど私の取材場所でにっこりと笑顔を見せてくださいました。グラミーだけでなく、ステラ賞まで受賞し、素晴らしい2014年のスタートを見せたターシャさん。今後もゴスペル界の注目を浴びていくことは、間違いなさそうです。「今日は、バックステージがほんとうに楽しいの。だって、大好きなアーティストがたくさんいるんだもの!」とても、可愛らしい印象の女性でしたよ。

Candice Glover-s5番目は、このイベントに急遽参加し、パフォーマンスも披露してくれることになったキャンディス・グローヴァーさん(写真右)。ゴスペルの取材で見たことがない人だったので「あの人、どなたでしたっけ?」と、隣の記者に尋ねたところ、「彼女はアメリカン・アイドルからデビューした新人R&Bシンガーだよ」と教えてくれました。「私の音楽の原点は、ゴスペル。このイベントに参加させてもらえたことは、私にとって特別な意味がある」とコメントしていました。

Mary Mary-s6番目はMary Mary(写真左)。最近は、二人そろって見かけることがあまりなかったので、個人的にはとても嬉しいツーショットでした。彼女たち、いつも思うけど、本当に小柄。こうして取材陣に囲まれてしまうと、見えなくなってしまうほど。ステージでは、とてもパワフルですけどね!スーパーボウルのおそろいのジャンパー姿で、メディアの前に現れてくれました。コンサートでは「God In Me」(楽曲を知らない方は、こちらをクリック)などを歌い、観客もノリノリ!

MaryMary2-s彼女たちの後に続いて、Mary Maryにとてもよく似た女性が登場(写真右)。しかし、Mary Maryよりも、ファッショナブル!「誰?」と、また隣の記者に質問(笑)。「あれは、Mary Maryのスタイリストだよ」と、教えてもらいました。Mary Maryに良く似ているのは、彼女たちの妹だからとのこと。納得です!(笑)

Shirley shepard-sそのほか、プレスへの情報には入っていなかったゲストもレッドカーペットに。コメディ女優のシャーリー・シェパードさん(写真左)や、Kikiことキエラ・シェラッドさん(写真右)。Kiki-sキエラさんは、お母さんのカレン・クラーク・シェラッドさんと一緒に来日したことがあるそう。クラーク・シスターズ・ファミリーの新しい星ですね!

7番目に登場したゲストは、 “Take me to the king”(楽曲を知らない方は、こちらをクリック!テレビ番組の映像からなので、後半、ほかのゴスペル曲もメドレー風につながっていますが)の大ヒットでブレイクしたタメラ・マンさん(写真左下)。ご主人のデイビッドさん(俳優)と仲良くレッドカーペットに登場しました。「私はアメフトのことは、ちんぷんかんぷん。でも主人のデイビッドは、アメフトシーズンはゲームに夢中なのよ」と、記者団にタメラさんが話すと、すかさず「アメフトのシーズンだけは、夫婦別行動!スーパーボウルが終わると、僕はまた奥さんの所に戻るんだよ!」とデイビッドさんがジョークを挟み、記者団の笑いを誘いました。Tamela Mann-sお二人は、今年、結婚25周年。離婚の多いアメリカで、こういうカップルは貴重な存在。人気雑誌Ebonyの表紙にもなり、夫婦円満の秘訣について、特集も組まれました。「いろいろなことがありましたけど、お互いに隠し事は一切しませんでした。神様を信じるように、互いを信じています。それに夫婦を長続きさせるには、互いに努力も必要です。相手を思えば、努力を苦労とは思わないのではないでしょうか?」お互いを尊重しあう大人のカップル・・・そんな風に私には見えました。素敵!

Music Director-s今回のこの素晴らしいイベントの音楽ディレクターをつとめたのは、Ray Chewさん(写真右)。アメリカを代表する素晴らしい音楽ディレクターで、アメリカンアイドルなど、さまざまなテレビ番組の音楽ディレクターをつとめている方です。本番前の忙しい中、ちょっとだけレッドカーペットに顔を出してくれました。ハーレムのご出身だそうで(ご近所!)、ちょっと親近感が湧きました(笑)。

そろそろ、レッドカーペットも終わり。「プレスの皆さん、お疲れ様でした!」と、主催社のPR担当が言うと「なんだよ~、パティ・ラベルは出てこないのか~」「ドニー・マクラーキンは、かなり体調が悪いのかもしれないな~」などと言いながら、プレス各社は、みんな片づけを始めました。

Donnie1-sしかし、そのときです。ふっと劇場からドニー・マクラーキンさん(写真左)が出てきました。2-3名の記者が気づき、即座にドニーさんに駆け寄り、インタビューを始めました。インタビューを終えると「Kyoko!」と私の名前を呼んで近寄ってきました。「ドニー、体調が悪くて、出てこれないのかと思った。心配しちゃった!大丈夫?結局、どこが悪いの?」と聞くと「まあ、大丈夫なんだけど、原因がまだ不明」だと。しばらく談笑していると、時間がきたのか、側近の人に促されてコンサート会場に戻っていきました。近いうちに、また、ドニーさんの様子は伺って、ご報告したいと思います。日本へも来年あたり、一緒に行けたらな~と思っています。コンサートでは、新曲の「We Are Victorious」を披露。楽曲をご存知ない方は、こちらをクリック!(今年行われたTV番組の収録映像です。私も会場におりました。さて、私はどこにいたでしょう?!笑)

・・というわけで、レッドカーペットは、終了!長時間に渡る取材に取材陣はお疲れモード。取材の途中から、すでにコンサートは、始まっていて、会場は熱気でいっぱい!

私の本業はプロデューサー。イベントやコンサートなどの企画をし、全責任を負うのが仕事。リーダーシップが問われる仕事です。どのイベントもプロデューサーをしている方にとても興味が湧きます。このイベントのプロデューサーは、メラニー・フューハリソンさん(写真右下)。これだけの大きなイベントを、若い(年齢は存じ上げませんが、お若く見えました)女性プロデューサーがやっていたと知ったときは、正直驚きました。メラニーさんのお話を1月7日のTBNテレビでの収録時(ドニー・マクラーキン氏の司会で行われた番組)でお聞きすることができました。Melanie-s

「私だって、自分がこんな大きなイベントのプロデューサーだなんて、信じられません(笑)。素晴らしい人たちが、どんどんと私の周りに集まってきて、力を貸してくださるのですよ。これは、自分だけの力では決してないと思います。神様が私を用いてくださっているとしか、考えられません!」

「私の親はとても厳しくて。家でぼんやりしていることは、許されなかったんですよ。朝7時に出て、夜7時まで帰ってくるな!なんて言われてね(笑)。家の中でぼんやりしている暇があったら、外へでて何か学んで来いとね。でも、そのおかげで、いろいろな経験をすることができました。アルバイトやボランティアや勉強や・・・いろいろなことを通して、実践を学ぶことができました。机上論だけでは、絶対に駄目だということもわかりました。それに、神様を信じることができなければ、正しい成功がないこともね。」

「確かにスーパーボウルは、お金がたくさん集まる素晴らしいゲームです。しかし、選手も観客も、このゲームが神様に見られていることを忘れてはならないと思ったのです。だから、みんなで賛美したかった。それが、このイベントを始めたきっかけでした。」

メラニーさんも、もちろん、レッドカーペットに登場してくださいました。私を記者団の中に見つけると「ハニー、本当に来てくれてありがとう!」と、私を抱きしめました。彼女の真摯な態度と人柄が、体からあふれていました。メラニーさんとめぐり合わせてくださった神様に感謝です!

次のスーパーボウルは、来年2月1日にアリゾナ州で決定しています。来年のスーパーボウル・ゴスペル・セレブレーションのプレスにも呼んでいただけそうなので、ぜひ取材に行きたいと思っています。

Press2-s

2014年2月27日